松山英樹プロのトレーナーである 飯田光輝氏が語るトレーニングの本質

飯田光輝 (いいだみつてる)
中嶋常幸プロに師事してプロゴルファーを目指し、27歳でトレーナーの世界へ飛び込む。
中嶋常幸プロ、伊澤利光プロ、小田孔明プロらのサポートを経て、2014年から松山英樹プロのトレーナー。
松山英樹プロのトレーナーである
飯田光輝氏が語るトレーニングの本質
トミーアカデミーでトレーナーを務めるのは、中嶋常幸プロが絶対的な信頼を寄せる飯田光輝氏。
トレーナーとして長年、松山英樹プロを支えてきました。
飯田氏にトレーニングの本質について改めて話を伺いました。

生徒に指導する飯田光輝トレーナー
良いスイングは、良い体から生まれる。
▼改めてトレーニングの意味を教えていただけますか?
最近は、クラブの動きなど数値化できるデータだけがフィードバックされがちです。ただ「データがいいから」と手先だけでつくるスイングではなく、そのスイングをしている「体」がしっかり動いた結果として数値が出ることが大切だと思います。ベースとなる体をつくらなければ、いいゴルファーにはなれないと思います。
▼生徒たちは松山プロを見て、スイングだけでなく体の違いにも注目していました
いい刺激になって、よかったかなと思います。
トミーアカデミーは技術も教えるけど、中嶋プロは体の強さをまず求めていると思います。技術だけではなくベースとなる体づくりから生徒を指導しているというのが、このアカデミーの良さだと思います。
▼最近は生徒のレベルもかなり上がっていますが、どのように評価されていますか?
ゴルフは上達していますし、レベルの高いジュニアも集まっていますが、まだまだです。今回、英樹が来てくれて、僕たちがやってきたことをしっかり伝えられました。それが彼ら、彼女らの土台、礎になってくれたらと思います。
〝スイングが良くなれば上手くなる〞と思いがちですが、そのためには動ける体や強さが必要です。それがあるから良いスイングが生まれるのだと思います。
▼子どもたちには、まだトレーニングが必要なのですね
全然足りません。今回の合宿の2日間でやった内容は、子供たちにはハードだったようですが、英樹なら20分ほどで終わるメニューです。
▼松山プロほどのトップ選手でも続けなければならないのですね
PGAツアーでの今の位置や成績を維持するなら、当然続ける必要があります。2014年から参戦しているPGAツアーで長年シードを維持し、英樹のようにほぼ毎年ツアーチャンピオンシップに出場できている選手は他にいません。この活躍の土台となっているのは、やはりトレーニングです。
▼フィジカルが重要なのですね
僕はフィジカルだと思いますし、英樹もたぶんそう言うと思います。今日も生徒に「トレーニングをしないと練習できない」と言ってくれていました。疲れてしまうと練習時間を長く取れません。ただ球を打つだけならできますが、質の高い練習を行うにはフィジカルがないと厳しいとすごく思います。

左から飯田光輝トレーナー、松山英樹プロ、中嶋常幸プロ
