歴代優勝者の父と同じ“オレンジ”で最終日に挑む細川和広

スタートする細川和広プロ。後方スタンドの右端で父・和彦プロが見つめている
歴代優勝者の父と同じ“オレンジ”で最終日に挑む細川和広
今年の「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」での話題のひとつが、2005年大会チャンピオン・細川和彦プロの長男、和広プロの大会初出場と予選通過です。
和広プロは、静ヒルズカントリークラブで行われた「PGA茨城県オープンゴルフ選手権」を制して出場権を獲得。父がかつて涙の優勝を飾った日本タイトルの舞台に、自らの力でたどり着きました。
最終日、和広プロは午前6時25分にスタート。そのティーイングエリア近くには、父・和彦プロの姿もありました。地元・茨城県出身の親子はギャラリーからの人気も高く、「頑張っていますね」「応援していますよ」と、父である和彦プロにも次々と声がかかります。
息子からゴルフについて相談されることはあるのか尋ねると、和彦プロは「聞かれたら答えるだけですよ」と話し、必要以上に口を出さない姿勢をのぞかせました。さらに、「将来どんな選手になってほしいですか」との問いには、「まずは稼げる選手になってほしいですね」と回答。厳しいプロゴルフの世界を長年戦い抜いてきたからこその言葉でしたが、その後には「みんなから憧れられる選手になってほしいですね」と続け、父親らしい思いものぞかせました。
和広プロが最終日に選んだウェアのカラーはオレンジ。実はこの色は、和彦プロが優勝した2005年大会の最終日に着用していた思い出のカラーでした。

オレンジのウェアで最終日に挑む細川和広プロ
「オレンジは勝負服なんですか?」と聞くと、和彦プロは「最終プロテストの時も着ていましたし、今回も最終日はオレンジを選んだみたいですね」と明かします。
21年前、この宍戸ヒルズで涙の優勝を飾った父。その優勝の瞬間には、幼かった和広プロが父のもとへ駆け寄る姿がありました。
そして今、その息子が歴代チャンピオンの父と同じオレンジを身にまとい、自らの挑戦をこの宍戸ヒルズで繰り広げています。父が栄冠をつかんだ宍戸ヒルズのフェアウェイを堂々と歩く和広プロの姿は、新たな物語の始まりを予感させるものでした。

2005年大会で優勝を果たした細川和彦プロ
