毎年大好評の観戦バスツアーが、決勝ラウンドの6月2日（土）と3日（日）に開催された。このツアーに参加すると、一般ギャラリーが入れないクラブハウスへの入場が可能に。選手と同じようにレストランでゆっくり食事ができたり、化粧室の利用もできる。今回は「プロによる見方＆見所レクチャー付」のツアーをレポートする。

7時15分に六本木ヒルズ、7時35分に東京駅を出発したバスは9時過ぎに宍戸ヒルズカントリークラブに到着。注意事項などの説明の後、レクチャーを行う2016年に日本ゴルフツアー選手権に出場経験がある谷山優太プロが紹介された。
早速近くにあった歴代優勝者のみに確保された駐車エリアについてなど、大会に関する様々なトリビア的な情報に、参加者の皆さんは興味津々の様子だった。

谷山優太プロ（右から2番目）の解説をインカムで聞く参加者

今回から、参加者にはインカム（イヤフォンを通じて解説がきけるもの）が配られ、谷山プロの解説を聞きながら観戦できるようになった。最初に訪れたドライビングレンジでは、プロのクラブ選びや帯同しているトレーナーの役割など、テレビなどでは知ることができない話を披露。また、パッティンググリーンでは、トーナメントでのグリーンの速さについてなどの解説があった。

多くのギャラリーが集まるドライビングレンジ

続いてまだ選手が訪れていない18番ホールに移動。ここではこの日のピンポジションシートや選手が使用しているコースメモが配られ、選手が最終日の最終ホールをどのように攻めるのかなどの解説が行われた。その後、1番ホールに移動して実際の試合を観戦。インカムを通じて谷山プロがプロの一打一打をわかりやすく説明した。

1番ホールではティーショットから解説を行った

最後にNHKの放送ブースに移動。たまたま本大会の解説を行っていた加瀬秀樹プロがおり、トラックマンの話などテレビ中継に関する話も聞くことができた。また、ドローンでの映像についてや、テレビ中継に関する舞台裏を垣間見ることができた。

テレビのトーナメント中継の舞台裏を見学

以上のメニューで「プロによる見方＆見所レクチャー」は約2時間行われた。参加者からは、「出場経験のあるプロの解説が、分かりやすくて良かった」、「実際のプロのショットを生で見ながら、解説が聞けて楽しかった」など、多くの方々は満足の様子だった。